ひとりで悩んでいませんか?ためらわず、すぐにお電話を。

自身やご家族、親しい友人などが、犯罪や交通事故などの被害を受けた時、突然の出来事にショックを受け、どうしたら良いかわからなくなるのはごくあたりまえのことです。
そのような時、私たち「いわて被害者支援センター」があなたを精神的に支えます。
ひとりで思い悩まず、まずは私たちにお話しください。
当センターの専門知識を持つ支援員が親身になってご相談に応じます。被害にあわれた方のご家族やご友人もどうぞ安心してご相談ください。

いわて被害者支援センターは、平成13年10月に事件や交通事故の被害者やその家族を支援する民間団体として設立し、電話相談・面接相談をはじめ、病院や裁判所、弁護士事務所などへの付添い、日常生活の支援、自宅の訪問等の直接支援事業、交通事故遺族の自助グループの活動支援、広く県民の理解と協力を得るための広報・啓発活動、支援員の研修・育成事業に取り組んで参りました。
また、平成22年6月には、岩手県公安委員会から「犯罪被害者等早期援助団体」として指定を受け、他の都道府県の支援センターと連携して、全国どこでも必要な支援を受けることができるようになりました。

そのような中で、平成16年12月には、「犯罪被害者等基本法」が成立し、警察や検察庁、自治体、関係団体が相互に連携し、犯罪被害者や家族が再び平穏な生活を取り戻すまでの間、寄り添った支援が途切れなく受けることができるように、犯罪被害者のための施策が推進されています。
当センターにおきましても、支援活動の一層の充実を図るため、平成25年から電話相談時間の延長、平成26年には、性暴力被害相談電話「はまなすサポートライン」の開設、平成29年には、岩手県性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援における「はまなすサポートセンター」として、被害者に対する必要な支援を提供するとともに、関係機関・団体からの情報を受け、被害者が希望する支援の連絡調整を行っております。

私どもの活動を継続するためには、安定した財政的基盤が不可欠であります。このため、賛助会員の入会、募金付自動販売機の設置や読み終えた本を寄付していただく、ホンデリングプロジェクトなどの活動を展開しております。
今後とも、被害者やご家族の立場に立った支援活動に全力で取り組んで参りますので、なお一層のご理解とご協力のほど、心からお願い申し上げます。

公益社団法人いわて被害者支援センター 理事長 中谷 敬明